2019.12.26 金環日食観測会
冬期休業中でしたが、自然研究部に所属する自宅生を集い、金環日食観測会を行いました。
天体研究所の予測通り、この日の11時27分から部分日食が開始し、13:22から2分間、金環日食が起こりました。
この貴重な現象を観測するために、部員たちは11時前には集合し、天体望遠鏡のセッティングを行いました。
観測時間は3時間弱観測していましたが、生徒たちはひと時も観測場所から離れず、常に撮影モニターをチェックし、太陽の公転運動に合わせて望遠鏡の微調整を続けていました。
部分日食が進み、13:20になり、金環日食まであと2分となったところで、分厚い雲が太陽を隠しました。
生徒も職員も皆、祈る気持ちで空を見上げていると、金環日食開始時刻13:22になった時、奇跡的に雲の切れ間から太陽が顔を覗かせました。裸眼では直視できないので、順番に日食グラスを渡しあいながら肉眼で観察をし、それと並行して天体望遠鏡での撮影も成功させました。
金環日食をこのシンガポールで観測できたことは非常にラッキーでした。
次回、日本では2030年6月1日に北海道で観測ができるようです。機会があれば是非、訪れてみてはいかがでしょうか。