クッキング部はグループごとにテーマを決め、食文化について調べ学習をし、調理実習を行っています。

様々な食文化に触れることができると共に、調理のスキルも身につけられます。

また、限られた予算の中で調理計画を立て、食材を買いに行くという練習をすることで「生きる力」を養うことができます。

2022.11.07 クッキング部更新

11月4日 (金)に「餃子の歴史」をテーマに調理実習をしました。

調べ学習では、中国の漢方医である張機が、凍傷に苦しむ村人たちのために、体を温める漢方薬やスパイスをラム肉と一緒に小麦粉の皮で包み込み、それを温かいスープに入れて振る舞ったのが餃子の起源とされていることを知りました。日本で現在のような焼き餃子が普及したのは終戦後であり、渋谷の中心街の百貨店に有楽という店が1948年にオープンしました。この店は、旧満洲国の大連から中国人の妻を伴って引き上げてきた高橋通博が満州で食べた餃子を再現していたそうです。また、日本では主食である米に合う食べ物として、油の香ばしい焼き餃子が親しまれるようになったそうです。

今回の調理実習では、餃子を蒸し焼きにしてから、最後に胡麻油をかけて外をカリッと仕上げる調理法を学びました。