競技かるたは、小倉百人一首の100首の和歌を用い、下の句が書かれた札を互いに25枚ずつ分け合い、読手が上の句を読んでいる間に、その上の句に続く下の句の札を相手よりも速く取り、自分の陣の札を早くなくすことで勝負を競います。日本の伝統文化である和歌と、暗記力や反射神経、勝負の駆け引きといった競技性が融合し、「畳の上の格闘技」とも呼ばれています。


100首の和歌を暗記するのは大変と思うかもしれませんが、部員のほとんどが未経験者です。週2日の練習を重ね、相手の陣から札を「抜いた」ときの爽快感を味わったら続けたくなること間違いなし! 古典の成績も上がるかも?

2025.11.06 競技かるた3団体による合同練習

シンガポールには本校競技かるた部のほか、日本人会の会員が所属するシンガポール日本人会かるた同好会、ローカルの方々が運営・所属する星国沖の石かるた会の3つの競技かるた団体があります。今回は、日本人会かるた同好会と沖の石かるた会の皆さんを本校和室にお招きして、合同練習を行いました。

参加者は総勢18名と、今までにない人数ということもあって、大変活気に溢れた練習になりました。

 

1戦目は、自身の力量に合わせて対戦が組まれ、本校生徒は日本人会かるた同好会・沖の石かるた会の方々と戦いました。沖の石かるた会には30代の社会人の方もいらっしゃるのですが、果敢に挑み、勝利を収める生徒もいました。

 

2戦目は、本校競技かるた部vs日本人会かるた同好会・沖の石かるた会の合同チームによる団体戦を実施。レベル別に上級者のAチームと中・初級者のBチームに分けての本格的な試合となりました。本校はA・Bチームともに惜しくも敗れてしまいましたが、団体戦で重要な「チームの士気を高める雰囲気作り」である、仲間への声がけをしながら試合をすることの難しさと楽しさを実感できました。

 

今回の活動をきっかけとして、三者のより積極的な交流を図っていきたいと思います。

シンガポール日本人会かるた同好会の皆さま、星国沖の石かるた会の皆さまに、この場を借りて心よりお礼申し上げます。