競技かるたは、小倉百人一首の100首の和歌を用い、下の句が書かれた札を互いに25枚ずつ分け合い、読手が上の句を読んでいる間に、その上の句に続く下の句の札を相手よりも速く取り、自分の陣の札を早くなくすことで勝負を競います。日本の伝統文化である和歌と、暗記力や反射神経、勝負の駆け引きといった競技性が融合し、「畳の上の格闘技」とも呼ばれています。


100首の和歌を暗記するのは大変と思うかもしれませんが、部員のほとんどが未経験者です。週2日の練習を重ね、相手の陣から札を「抜いた」ときの爽快感を味わったら続けたくなること間違いなし! 古典の成績も上がるかも?

2025.10.08 星蘭祭で競技かるたを実演しました

2025年度の星蘭祭で、競技かるた部は9月20日(土)・21日(日)の2日間、競技かるたを実演しました。

 

日本では漫画やドラマ、映画の影響で認知度が高まっている競技かるたですが、シンガポールでは日本に興味のある一部の方しか知りません。競技かるた部では、星蘭祭で実演の披露を通して、競技かるただけでなく和歌そのものへの興味・関心を持っていただくとともに、優美な和服についても知ってもらいたいと考え、毎年和装をして競技かるたを実演しています。

 

今年度も見学に訪れた多くの方々に、一瞬の勝負に挑む生徒たちの姿を見ていただくことができました。ご覧いただいた皆様、誠にありがとうございました。

日本の文化をもっと知っていただけるよう、これからも競技かるたを通して活動の幅を広げていきたいと思います。