2022.03.21 2年生 自調自考探究

2年生では学年の取り組みとして「自調自考探究」と題し、生徒一人ひとりが自らの興味に基づいてテーマを設定して、半年にわたり探究活動を行いました。

 

各クラスをさらに3つずつに分けた少人数制の「ゼミ」の中でテーマや調査方法を練り、文献調査の他、アンケートやインタビューなどのフィールドワークも行って、最終的にその成果をポスターにまとめました。

 

3月14日には「自調自考探究成果発表会」として、各ゼミから選ばれた優秀者による発表会と、生徒全員でのポスター発表が行われ、生徒同士で興味の幅を広げる有意義な時間となりました。

 

 

 

 

 

 

2019.11.21 自調自考講演会を行いました

11月16日(土)、シンガポールで発行されている教育情報誌「Spring」の副編集長 林路子様をお招きして自調自考講演会を行いました。

 

講演のタイトルは「ボーダーレスに生きる力」。

東京大学を卒業された後、NHK入局し3年間ニュース記者として報道に携わり、その後アフリカ・ザンビアのNGOに転職、そしてハーバード大学公衆衛生大学院で修士号を取得し、国連人口基金(UNFPA)ニューヨーク本部アフリカ局プログラムオフィサー、ブータン王国事務所プログラムオフィサー、国連児童基金(ユニセフ)東京事務所広報官として7年間国連でご活躍されたご自身の経験を元に構成されたお話は、すべてが魅力的で刺激に溢れ、あっという間の60分間となりました。

 

高校時代にアンテナを広く張ること=無駄な勉強などないこと、新しいことにチャレンジすることで自身の可能性は大きく広がること、人間力、特に「誠実であること」・「共感する力」を持つことが大切であることなど、今後の進路を決める、また自身を磨き活躍の場を見出すための多くのヒントを与えて頂きました。

 

 

 

 

2017.10.13 自調自考講演会を行いました

9月30日(土)、早稲田バイオサイエンスシンガポール研究所(Wabios)の新井敏先生をお招きし、自調自考講演会を行いました。新井先生は、ミクロンサイズの細胞の熱反応を可視化する技術を開発されており、現在はそれを活かした新しいがん治療法の研究をされています。今回の講演テーマは「温熱療法は次世代の未来医療技術になりうるか?」でした。

 

シンガポールってどんな国?という親しみやすい話題から、理系的な素養が生活を豊かにしていく話や先生がシンガポールで研究するまでのキャリアの話、そして、現在研究されている次世代技術の温熱療法の紹介と、お話の内容は多岐にわたりました。

 

ヘイズの際にご自分で作られた空気清浄器の写真や、髪の毛よりもずっと小さい細胞の温度変化をとらえた動画、あるいは温熱ヒーターを細胞に取り込んで正確にがん細胞をたおす最新技術に、生徒は驚きの声を上げておりました。

 

世界各国から集まった優秀な研究者と交流し、様々なアイデアを吸収し精力的に研究されている新井先生の話は大変興味深く、文系理系を問わずすべての生徒が好奇心を刺激される90分となりました。