2024.12.16 企業訪問イベント

12月11日に生徒40名を引率し、シンガポール国内にある企業3社を訪問しました。

訪問先を50音順に紹介します。

 

JR東日本東南アジア事業開発

 

JR東日本東南アジア事業開発は、鉄道会社SMRTと共同で駅ナカ事業を展開するなど、シンガポールで生活ソリューション事業を行っています。その一環として運営されているコワーキングスペース「One&Co」を、生徒18名が訪問しました。そこで、JR東日本東南アジア事業開発がシンガポールでどのように事業を展開しているのか、社員の方からお話を伺いました。

 お話を伺った後は、さまざまな業種の方々が集まり、交流しながら働く場であるコワーキングスペースの見学を行いました。その見学中には、偶然にもシンガポールで起業した本校の卒業生と出会うことができ、現地で活躍している卒業生の姿を垣間見ることができました。

 最後に、「One&Co」から徒歩圏内にあるJR東日本東南アジア事業開発が運営する「Japan Rail Cafe」を訪問しました。そこで、カフェを担当する現地社員の方から英語で説明を受けました。今回の訪問を通じて、鉄道事業から街づくりまで幅広く私たちの日常に関わる企業活動を知ることができ、今後の進路選択に大いに役立つ貴重な経験となりました。

 

 

 

 

デンカ

 

 日系の化学メーカーであるデンカを11名の生徒が訪問しました。同社は主に原料や基礎化学品を用いて合成樹脂などの中間化学品やフィルム、塗料などの最終製品を製造している会社です。化学メーカーとは何か、デンカが取り扱うポリマー製品がどのように作られるのかについてのレクチャーを受けた後、工場見学を行いました。

 運ばれてきた原料が運ばれてくるパイプや、化学反応を起こすための設備、完成した製品とその梱包まで、一連の流れを見ることで、直前に学んだ内容を振り返りながら全体の工程を知ることができました。

 見学後はペットボトルのラベルに用いられる素材に熱を加えて収縮させる実験を行い、製品の性質を体感しました。

 科学製品作りについての理解が深まるとともに、一般には立ち入りが規制されているジュロン島の工業集積地を見学するという点でも、意義深い訪問となりました。

 

 

  

 

BLOCK71

 

シンガポールのスタートアップ拠点であるBLOCK71を生徒11名が訪問しました。講師の大場優様は、NUS(シンガポール国立大学)でスタートアップ支援事業に携わるとともに、自身のビジネスを立ち上げていらっしゃいます。 大場様は中学時代からのキャリアパスを振り返りつつ、大手企業勤務時代に「自分の本当にやりたいことは何か」という問いを自らに投げかけた経験を共有してくださいました。その後、NUSでMBAを取得し、現在は自らのビジネスを展開されています。 講演では、これまでの豊富な経験をもとに、生徒一人ひとりが「自分のやりたいこと」を考えるきっかけとなるワークも実施いただきました。生徒は、自分自身と向き合う大切さに気づき、多くの刺激を受けた様子でした。 大場様のご経験に基づいた説得力あるお話とワークを通じて、将来を考えるヒントを得ることができました。