11月12日(火)、6時限目と7時限目の時間を利用し、3学年日本史探究選択者22名が参加する特別授業として、Former Ford Factory見学を実施しました。
Former Ford Factoryは、シンガポール陥落の際に日本軍とイギリス軍の会談が行われた工場の建物をそのまま利用した博物館です。
生徒たちは、日本軍の侵攻や降伏会談、華僑粛清(Sook Ching)など日本軍憲兵隊による住民への行い、日本語教育やインフレーション下での人々の生活など占領期シンガポールの実相、戦後から独立までのシンガポールの歴史などについて、各々の関心に沿って展示品や解説を食い入るように見て、時折教員に質問をしながら積極的に学んでいました。実物の展示品を見ることで、普段の授業だけでは得られない強い印象も受け、日本とシンガポールの関係を考えるときに避けて通ることのできない問題について、一人一人が考えを深めることができました。