2019.11.18 法学部 学部説明会・模擬講義を実施しました

 11月4日(月)、早稲田大学より法学学術院長 兼 法学部長の箱井崇史教授と法学学術院事務所の齋藤健史様をお招きし、「早稲田大学法学部 説明会・模擬講義」が行われました。

前半部は、齋藤様から法学部の特色を高校生目線のわかりやすいお話でご紹介いただきました。自らの興味・関心に合わせて柔軟に履修科目を選択でき、かつ将来の進路や目的に見合ったモデルコースも提示してもらえるという法律主専攻というシステムが、学生の多様なニーズに応えているとのことでした。また副専攻で単位を修得することで、価値観の多様化が進む現在において将来の幅広い可能性を広げているという、学部独自の取り組みについて知ることができました。

 後半部は、箱井教授から大学の授業さながらの海法にまつわる専門的なお話を、法律を学ぶことの意義と共に教えていただきました。古代から慣習的に形成されていた「法」が、1681年にフランスのルイ14世によって体系的な「海法典」としてまとめられたことが、海法整備の歴史的な契機となっていること。そして、その法律がいかに美しく秩序づけられているかということなどをお話しいただき、法律が安全な社会形成の土台となっていることに加え、箱井教授の海法に対する熱い思いを伺い知ることができました。講義後の質疑応答には、ひとつひとつに対して親身になってお答えいただき、「未来のことはわからないけれども、今という瞬間を必死で生きることが大切だ」というメッセージは、聴衆の心に強く残るものとなりました。

早稲田大学法学部を目指す生徒はもちろん、まだ文理選択を前に悩んでいる1年生や、自らの進路に向かって歩み始めている2、3年生にとって大きな指標となる、大変有意義な時間となりました。