競技かるた部は週に2日の活動を通して、日本の古典文化に触れることが目的です。

小倉百人一首の和歌を覚える暗記力と、読まれた札を素早く取る反射神経を競う競技なので難しいと思われがちですが、
実際にやってみると とても楽しく、続けたくなること間違いなしです。古典の成績も上がるかも?

2023.12.01 競技かるた部 交流戦を行いました

 2023年11月12日(日)、本校競技かるた部は、シンガポールで活動する星国沖の石かるた会の皆様をお招きして、交流戦を行いました。

試合は、本校と沖の石かるた会による団体戦を3戦行いました。人数が4人対4人という変則の形だったこともあり、1戦目と2戦目は2勝2敗の引き分けとなりましたが、3戦目は大将同士の白熱した取り合いの末、本校が勝利を収めました。

 競技後は、早稲田大学在学中にB級3段を取得した本校24期卒業生から、札の払い方や団体戦における声かけの意味など、実践的なアドバイスを多くいただきました。

 部員同士の練習が多い中、校外の方との勝負はとても貴重で、多くの学びを得ることができました。更なる上達を目指して引き続き精進していきます!

 

 

 

 

 

 

2023.02.13 競技かるた部 公認昇段大会に参加しました

競技かるた部 大会参加の報告
2月5日(日)、競技かるた部は日本人会で行われた「第2回公認昇段シンガポール大会」に参加しました。
大会には本校競技かるた部、シンガポール日本人会かるた同好会、シンガポール沖の石かるた会の3団体の選手が参加して熱戦を繰り広げました。
結果は、1年C組大友愛弓さんと2年C組丹野和歌菜さんが勝ち数同数で準優勝を収め、全日本かるた協会公認によるD級初段を取得することができました。
初めての大会参加で緊張する生徒もいましたが、それぞれが全力でかるたに向かい、日頃の練習の成果を発揮することができたのではないかと思います。大会を通して各自の課題も見つかったので、これからの練習を通してさらなる成長をはかっていきます。
関係各位、大会をご見学された保護者の皆さまに、この場をお借りして心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

2022.06.23 シンガポール初開催の初段認定大会に参加しました

 2022年6月19日(日)、競技かるた部はシンガポールで初開催された、全日本かるた協会公認の初段認定大会に参加してきました。

 大会は本校生徒のほか、シンガポール沖の石かるた会の皆さんを含め総勢16名が集まり、お昼休みを挟んで合計3試合を行いました。全日本かるた協会公認の今大会は、上位の成績を収めるとD級初段が認定されるとのことで、第1試合から全力で相手に挑む選手の姿が見られました。

 競技かるたは、小倉百人一首の下の句のみが書かれた札を自陣と相手陣とに25枚ずつ分け、合計50枚の位置を暗記した上で、読手が読む上の句に続く札を相手より先に取ることを繰り返し、自陣の札を先に全て無くした方が勝利となります。選手は100枚全ての和歌を暗記しているのはもちろん、自陣と相手陣の札の配置を覚え、読手が発声する最初の数語を聞いて瞬時に札を払うため、暗記力と瞬発力が勝負です。加えて、一試合が約60分弱と、集中力やスタミナが求められる競技でもあります。

 今回は3試合中2勝を収めた3年生の小坂くん、内田さん、2年生の太田くん、岡沢さんがそれぞれ準優勝となり、見事昇段を決めました。

 初めての大会で昇段者が出たことは大変喜ばしい結果である一方、全体的にお手つきが多く、不利な状況を自ら招いてしまう場面が多々見られるなど、課題が浮き彫りになったことも大きな収穫でした。

 今回の大会を通して生徒たちの競技かるたに向き合う姿勢も大きく変わったことと思います。次回の大会に向けて引き続き練習に勤しみ、個々のレベルアップを図ってまいります。

 初段認定大会の開催にご尽力いただきました全日本かるた協会、シンガポール日本人会の関係各位、星国沖の石かるた会の皆様、当日ご協力いただきました保護者の皆様にこの場をお借りして心よりお礼申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

2019.06.24 シンガポールで初めて開催された競技かるた大会に参加しました

競技かるた部の活動報告をいたします。

 

6月9日(日)、本校競技かるた部は、シンガポールで初めて開催された競技かるた大会に参加いたしました。

本大会は、日本人会かるた同好会ならびに星国沖の石かるた会の皆様のご協力により実現しました。初めて行われた大会ということで参加者は決して多くはなかったものの、本校生徒のほかにも現地の大学生やインター校生、日本人学校小・中学部の生徒さんなど18名が参加し、熱い戦いが繰り広げられました。

試合独特の張り詰めた緊張感や、短い休憩時間での連戦による体力・集中力の不足、そして競技の上で重要な礼儀作法など、学ぶことの多い大会となりました。

それでも日頃の練習の成果を発揮し、優勝から4位までを本校生徒が勝ち取ることができたのは大きな収穫でした。

 

また、6月18日(火)には、バンコクで指導にあたられている、全日本かるた協会のイーブン美奈子A級4段にご来校いただきました。

イーブン様からは、競技中気をつけるべき点や送り札のポイント、対戦相手に払う敬意の大切さといったことを教えていただきました。

ご指導いただいた時間は決して長くはありませんでしたが、普段見落としがちな部分にこそ上達の秘訣があるということを再認識することができました。

 

6月は部員にとって実り多い月となりました。これらの経験を糧に、更なるレベルアップを目指して日々の練習にあたってまいります。

 

大会の運営にあたられました日本人会かるた同好会ならびに星国沖の石かるた会の皆様、本校生徒にご指導いただきましたイーブン美奈子様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

 

9月の星蘭祭では、本校生徒による競技かるたの実演に加え、競技かるた体験を企画しています。是非お越しください!

 

 

 

2018.10.27 競技かるたの指導者に教えていただきました

10月27日(土)、海外で競技かるたの普及・指導にあたっていらっしゃる、全日本かるた協会普及指導部副部長のストーン睦美六段をお招きし、生徒達にご指導いただきました。

当日は1年生が研修旅行に出かけていることもあり、2年生4名、3年生1名の計5人の参加となりましたが、日本人会のかるた会に入っている小・中学生も来校いただき、新鮮な雰囲気の中で練習を行うことができました。

練習では、15分の暗記時間で効率よく札を暗記する方法や、払い方の姿勢といった技術面に加え、集団で競技をする上での配慮として迅速な送り札を心掛けること、払った後の札の配置の速やかな復元を徹底し、スムーズな競技の実施に全員で協力することといった、競技に向かう態度や姿勢といった部分もご指導いただきました。

日本人会のかるた会に参加している生徒さんの中にストーン先生に師事した方がおり、本校生徒と対戦することとなりました。基礎を厳しく教え込まれたことによる力強い取りはまさに「強い」の一言で、本校生徒も年下の対戦相手に運命戦まで並ばれるなど苦戦を強いられました。

これからも競技かるたの様々な活動を通して、個々の技術力・精神力の向上を図っていこうと思います。
ストーン先生はじめ練習会にご参加いただいた皆様、ご来校誠にありがとうございました。

 

2018.07.15 競技かるた部は夏合宿を行いました

2018年7月14(土)・15日(日)と、競技かるた部は合宿を行いました。今年で5年目を迎える合宿は、歴代最多の部員19人で行いました。合宿の目的である「技術の向上と部員の親睦」に沿い、1日目は通常の練習に加えて「ビーチフラッグかるた」や「ローテーション源平戦」など、趣向を凝らした練習も取り入れ、真剣な中にも楽しく行うことができました。

2日日は、朝食後に「読み」の練習を行いました。札の読み方は競技かるた独特のものなのですが、みんなで1首ずつ読み上げることで取り手の聴き心地を意識した読み方を学ぶことができたと思います。

合宿最後の練習ではA・Bの2チームに別れて団体戦を行いました。団体戦ではメンバーの並び順が非常に重要です。相手チームの並び順を想定して、実力の拮抗した者同士が戦えるようにするのか、それとも確実に勝ちを狙いにいくのかによって並び順が変わってきます。昨年度の合宿では、この団体戦の決着が、最も長く戦っていた対戦者同士による運命戦にまでもつれましたが、今回は7勝3敗という結果でBチームの勝利となりました。それでも、対戦の中には運命戦となったところがあり、勝敗を越えた手に汗握る戦いに部員全員が盛り上がりました。

3年生はこの合宿をもって引退となります。後を引き継いだ1・2年生にとって次の活躍の場は星蘭祭です。星蘭祭では今年も部員たちによる競技かるたの実演と希望者へのレクチャーを行う予定です。是非ご参加ください!